2級・3級の試験方式と合格基準
3級も2級もそれぞれの階級の公式テキストの内容から出題され、4つの選択肢があって、その中から解答をひとつ選ぶという形です。
- マークシート方式 4択式で1つを選ぶ
- 制限時間はいずれも2時間
- 100点満点で70点以上が合格
多くの資格試験では、受ける回の難易度によって合格基準が引き上げられたり、引き下げられたりすることがありますが、 福祉住環境コーディネーターの場合は難易度による調整はありません。
7割以上とれば100%合格です。
3級 福祉住環境コーディネーターの試験内容
3級では、生活する立場から福祉と住環境の関連分野の基礎が問われることになります。高齢者だけでなくこともにいたるまでの前世出を対象とした地域の街づくりなどが当てはまります。
3級の出題範囲
- 少子高齢社会と共生社会への道
- 福祉住環境整備の重要性・必要性
- 在宅生活の維持とケアサービス
- 高齢者の健康と自立
- 障害者が生活の不自由を克服する道
- バリアフリーとユニバーサルデザインを考える
- 生活を支えるさまざまな用具
- 住まいの整備のための基本技術
- 生活行為別に見る安全・安心・快適な住まい
- ライフスタイルの多様化と住まい
- 安心できる住生活
- 安心して暮らせるまちづくり
2級 福祉住環境コーディネーター2級の試験内容
2級は3級のレベルの知識にくわえて福祉と住環境の知識を実務に生かすために幅広い知識が問われます。
また、各専門の職種と密になって具体的に問題解決を提案できるにしていく内容が必要となり、下記の内容が細かく要求されます。
- 介護、医療・福祉、建築、福祉用具に関する専門の知識を身に付け、それらを適用できるまで深く理解している
- 福祉住環境に関する問題点を抽出でき、クライアントのニーズ、経済状況、福祉制度、建築による対応、福祉用具による対応などを総合的に勘案し、各専門家と連携し最適に問題解決を提案できる知識と技能を有する
2級の出題範囲
- 高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
- 福祉住環境コーディネーターの役割と機能
- 障害のとらえ方
- リハビリテーションと自立支援
- 高齢者・障害者の心身の特性
- 在宅介護での自立支援のあり方
- 高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
- 障害別にみた福祉住環境整備
- 福祉住環境整備とケアマネジメント
- 福祉住環境整備の進め方
- 福祉住環境整備関連職への理解と連携
- 相談援助の実践的な進め方
- 福祉住環境整備の共通基本技術
- 生活行為別福祉住環境整備の手法
- 福祉住環境整備の実践に必要な基礎知識
- 福祉用具の意味と適用
生活行為別にみた福祉用具の活用
『2級は3級のレベルの知識にくわえ』と記載されてる参考書がありますが、実際に3級の内容はほとんどでてきません。あくまで私が勉強した範囲で記憶にはありませんので、ほとんど問われないと思います。
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